矯正後のケアと再発防止
手術後に必要な日常生活でのケア
真性包茎を手術した後は、後遺症が残らないような十分なケアを行って必要があります。例えば、患部に対して強烈な刺激が与えられていた場合には基本的にはお風呂などに即日に入ってはいけません。出血するケースもありますので、衛生環境を守る意味でも状態を安静にさせておくことが不可欠になるからです。また、真性包茎を矯正する場合には麻酔を使うことがほとんどです。手術を行っている最中には麻酔の影響で刺激や痛みがほとんど感じずに済みます。しかし、その効果が薄れてくると強烈な痛みや鈍痛に襲われるようになりますので、場合によっては日常生活に支障を与える可能性も出てきてしまいます。そこで、手術後には痛みを生じないようにするための医薬品をもらいながら、なるべく患部に刺激を与えないような生活をすることが大切になります。実際に、包帯を入念に変えたりして衛生環境を守りながら矯正を維持していくことが大切になるためその準備を怠ってはいけません。
治療内容によって再発防止策は異なる
一般的に、真性包茎の矯正に対する再発防止策は全く異なります。例えば、包茎手術を行う時に原因となっている包皮そのものを切り取って長さを調整するという方法を選択している人もいます。この場合、包皮の長さを矯正していますので再発そのものがほとんどありません。真性包茎というのは、包皮が亀頭に被ることによって生じるものですのでその状態を矯正している場合には再発リスクを考える必要がないからです。反対に、保存療法的に包皮を削らないで真性包茎を改善しようと試みていた場合には、再発のことを考える必要があります。包皮の長さを矯正しているわけではありませんので、物理的にその状態が戻ってしまうと再発するリスクが出てきてしまうからです。こうした状態を改善するためには、めくれているという状態をまずは安定させる必要があります。手術後は余計なことをせずに、亀頭が露出している状態を安定させながら生活をしていくことが非常に大切です。
まとめ
真性包茎は、患者の陰茎部分の状態によってその治療方法が異なります。ですから、それに応じた形でアフターケアを進めていかなくてはいけません。そして、これは再発リスクに関連する問題であっても同様です。手術内容によっては、そもそも再発リスクがほとんどないものも存在するからです。反対に、リスクがある場合には真性包茎に戻らないように状態を安定させることを考える必要があるため、余計なことをしないように注意しておくことが大切です。